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座右の銘は人間万事塞翁が馬です

新年の抱負をまた書いてみる

去年に新年の抱負を書いておいたら、年の瀬に見返して面白いなあ~と思えたので今年も書くことにします。

その時の気持ちはその時の状況や自分の理解度、言語化能力が表れているはずなので今後も見返すと楽しそうだなと思っています。

去年の抱負の振り返りについては心のうちにとどめておきます。

基本方針

30歳を超えてから、なんとなく自分がどのようにこれから生きていくと幸せに過ごせるかについて方向性が見えてきました。今年はそういう部分を改めて現時点の理解度でそれらを言語化しておこうかなと思いました。

こういうのも数年単位でアップデート、変化あるものだとおもうし、なんならアップデートしていきたいです。

何のためにやっていることかというのを見失わないようにする

最近は仕事でもプライベートでも「これって何のためにやっているんだっけ」というのを意識する機会が増えました。

目的を確認するなんて、定めた当初は当然のように思えるのですが、達成のためのブレークダウンし、様々な作業に落とした段階でその意図が抜け落ちることは多々あります。

仕事に関してはむしろみんなが真剣になっている分だけこれを振り返る手法や習慣が確立されていますが、ことプライベートにおいてはなあなあになっていがちだなと最近反省しました。

なので、今年一年はできるだけ目的を見失わないように行動をしたいです。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

この言葉は稲森和夫さんの言葉ですが、自分はまさにこの通りに動いてうまくやってきたなと思っています。

自分の中でうまくいったなと思う人生の分岐点(と、大げさに呼んでいいのかどうかわかりませんが)では「行動」がキーになっていたなと改めて感じます。

また、そのように行動をし続ける自分の姿が好きなんだなと理解しました。そのような自分の姿を継続するため、今年もがんばっていきたいです。

他人に真摯に向き合う

自分の中でこれまで人間関係で失敗したなと感じるものにはとにかく、うまくいかなかった相手に対して真摯に向き合えていなかったなと反省しています。

自分は友人や恋人など、仲良くなった友達にすぐに甘えてしまって迷惑をかけるような行動をすることが多いんだなと、恥ずかしくもこの近年になってようやく痛感しています。

「親しき中にも礼儀あり」という言葉の通りですが、できるだけこのようなふるまいができるようこれからの人生も気を付けていきたいです。

抱負

ほんとうは「抱負」なんて言葉を使うのは大げさだし、達成できなかったときに見るのが嫌になるなとも思ったのですが、あえてこういう宣言をしておくのも自分の行動を後押しするための覚悟になるのかな、と思ってあえて書くことにします。

新しい分野の技術、知識を身に着ける

今特に「これ」というようなテーマが見つかっていないのと、あまり今時点でそれを固定したくないのであいまいな書きかたですが、今年もあらたな技術、知識を身に着けていきたいなと思っています。

去年は仕事の面では少し前進があり、プライベートの面ではうまくそのようなものを見つける機会がなかったです。

今年は終わりの方で「これを身につけられたなあ」と思えることを仕事、プライベートで各1つずつはもっていたいです。

継続して行う習慣を何か1つ作る

最近はこのような習慣が自分の中にうまくつくれてないことで、生活のリズムが取れてないと感じていることがあります。

この抱負は特に難しいことでなく「毎朝8時に起きる」「毎日朝昼晩で5分ずつストレッチする」「週3回散歩する」等、そういった身近なものをとりあげて習慣化していきたいなというものになります。

まずはそこから初めて、今後「毎日1時間英語の勉強をする」のような高度で実用的なな習慣をつくるための土台になればいいなと思っているのもあります。

終わりに

今時点で、今年はいろいろ自分にとって変化のある年になるんじゃないかと考えています。

それは、この瞬間に自分が計画していること、予定されているイベント等を考えた時にそうなりそうという予想です。

今年の終わりに振り返った時、それがどれくらい起きているかこの記事を見ながら振り返るのが楽しみです。

 

珍しくやる気があるので新年の抱負を書いてみる

珍しくやる気があるので今年は新年の抱負的なものでも書いてみることにします。

仕事で使っているセキュリティ関連の知識を強固にする

仕事で触れているweb周りだったりスマートフォン関連のセキュリティ関連知識であいまいになっているものをもう一度見直して、それを取り出し利用するときの精度と速度をあげねばならないなあと感じる去年でした。

なので、今年はそれを意識して少なくとも仕事で定常的にこなすものは制度と速度を高めていける一年にしたいなと思っています。

自分にとっての新しい仕事領域にチャレンジする

こればかりは会社の都合もありますが、チャンスがあれば果敢に取り組みたいなと思っています。

去年はPR活動分野がそれだったのかなあと思っています。

今年も何かしらチャンスがあればよいなと思っていますし、なければ自分から提案できればいいなと思っています。

本業とは関係ない新しい技能を1つ習得する

技能というほどでもないんですが、ここ数年は毎年何かしら新しい趣味の発掘や技能の習得をしていました。3年前はイラストで、一昨年はFPSゲーム(特にAPEX)、去年は内緒にしている創作活動があったりします。まあ分散させてもしょうがないのでこれまで取り組んできた何かの発展でもよいんですが、今年は新たに「動画制作、編集」ができるようになるといいなと思っています。

お金を稼ぐ、貯める、そのために必要な行動を起こす

幸運なことに、現状特にお金に「困っている」とかそういうことではないのですが、人間の欲は計り知れないし、純粋にお金を稼ぐためにいろいろ考えて活動するのが個人レベルだとまあまあ楽しいのでちょっと時間をかけてやっていければいいなと考えています。

 

全体的に抽象的なんですが、それはあえてなので今年の最後とかにどうだったかなと思うために記しておきます。

転職してちょうど2年が経過したので軽く振り返ってみる

一昨年の1月1日にフリーランスから現職に転職してきてちょうど2年経ったので軽く振り返ってみようと思います。

数年後に「あのときあんな感じだったなあ」とか自分で懐かしんでみることもできるなと思うし、他人に「今なにやってるの?」「どういうことやってるの?」とか言われたときとかに使えそうだなあとも思っています。

 

以前書いた転職エントリはこちら

blog0x003f.hatenablog.com

この2年間で何をやってきたか、とりあえず自分が覚えてるレベルの特徴的なものだけ時系列で書いていこうと思います。

2021/01 - 2021/03: 入社後スタートダッシュと、他社への出向

入社とはいったものの、前述のエントリでも触れていたように元々Flatt Securityはフリーランスのときからかかわっていて、中の人たちとも一定は顔見知りの状態でした。

なので特に遠慮せずあちこちの仕事に突っ込ませてもらって、会社のボトルネックになってそうなことを自分の経験で一定形にしてとりあえず解消する、みたいなことをやっていました。もちろんロールとしてはセキュリティエンジニアなので、その中には日々の脆弱性診断やその他のエンジニアリング活動も含まれています。

その中で自分としても貴重な「他社への出向」というのを経験しました。たった1か月ですが。あらかじめ断っておくと、この出向を打診されたときはめちゃくちゃ社長や同僚に配慮してもらったし、自分としては「面白そう」くらいに思っていたし、実際出向先は業界でも名の知れた大手だったのでどんな雰囲気で働いてるかを知ることもできてめちゃくちゃ有意義でした。何より「おっ、早速ベンチャーらしい勢いある仕事の依頼きたな」とむしろわくわくしました。自分はなんでもやって会社の役に立つぞ(そう思う程度の待遇にはしてもらっているので)と思っていましたしね。

2021/04 - 2022/01(?): 新卒入社の人々のマネージャーを経験する

出向から戻ってくると、今度は新卒入社で新たに4人のセキュリティエンジニアのメンバーを向かえいれるための準備をしようという話をしていました。これも今振り返るとなかなかだなと思うのですが、現職には新卒入社のエンジニアを教育するような体制はほぼ整っていませんでした。

なので、自分や他の中途採用のセキュリティエンジニアのメンバーと一緒に新卒入社の方々のための教育プログラム等を作成しました。弊社ではセキュリティエンジニアのメインの仕事は脆弱性診断なので、何ができれば脆弱性診断ができるといえるのかというスキルマップの作成や、社内での教育用webアプリの開発、OJTの計画と実施等々....なんなら入社してきてもらって課題を与えている間に次のロードマップの詳細を設計する、なんてこともあったとおもいます。

教育体制は必要最低限のレベルでしたが、入社してくれた方々はみな優秀で1を聞いて10を知るような行動でもって貢献してくださり本当に助かりました....

で、いわゆる研修のようなものをやっている間から組織体制が変わるまでの間しばらくは自分が新卒入社4人の「上長」というポジションになりました。なんか当時は肩書も「部長」とかついていたような気がしますw

1年もやっていないので「なんちゃって」ではありますが、小規模なピープルマネージメントや診断業務を俯瞰してのアサインの決定、プロジェクトの計画と進行を経験してみて、自分が新卒のときの上長に改めて感謝を感じました。

2022/02 - 2022/12: ブログと採用と脆弱性診断と

組織体制が変更になって2022/02からは新卒メンバーの「上長」という形ではなくなりました。代わりにここからは主に「セキュリティ診断のPR活動」「採用」に重きを置くことになりました。 

PR活動

PR活動のうち技術ブログの運用については下記の記事に詳細があります。

ほかにも当時は脆弱性診断の依頼数が全然足りなかったので、どのようにして依頼数を増やすかということを、上記の記事を書いている執行役員の豊田とコンビでひたすら考えて実行していました。上記記事の通り、メインはブログ試作だったのですがほかにも勉強会施策だったり、広告だったり、ツイッターでのクイズやキャンペーンなど様々な施策を考え実行することができました。

採用

このころ自分の記憶に残っている自分の時間の多くを占めていたものの一つに「採用」がありました。これはセキュリティエンジニアの採用だけではなく、コーポレートITの担当者の採用も進めていました。

セキュリティエンジニアの採用では、自分より数段セキュリティ分野の実力や経験のありそうな人々の面接を行って緊張したり、新卒採用の候補者の方の担当をさせてもらって、どうやって応募者の方の魅力を引き出そうか等を考えていたりしました。

コーポレートIT分野の採用では、特に自分に経験があるというわけではなかったのですが、分野自体に興味があったので社内でもその役割を兼任で担当しており、ただ会社の規模的にそろそろ専任が必要かなということで採用を進めました。

これが結構苦労して、そもそも自分はコーポレートITの担当者として実務を行った経験がないのでレジュメをみたり話を聞いたりしても「この方の能力や志向がうちにマッチするのか」みたいなことがイマイチピンときませんでした。ということでとにかく最初は「レジュメくれた人でよほどの人でない限り全員面接してみる」というスタイルでやってみたのですがこれがめちゃくちゃ大変でした。

脆弱性診断

もちろんずっとやってきてはいたんですが、「上長」ポジションを離れて、さらに前述のブログ施策の成果により(?)自分にも以前より多くの脆弱性診断の業務が入ってくるようになりました。またこの間に何人か優秀な中途メンバーのジョインもあり、より他人からの刺激を受けられる環境になり、自分のセキュリティエンジニアとしての脆弱性診断の能力も向上したなあと思いました。

ざっと2年を振り返って雑多に

入社エントリに書きましたが、自分が現職に入社した理由は優秀な人がいるから、そんな人たちと真剣に長く時間をかけて達成するものに取り組んでみたいなと思ったからでした。

そして現在のところそれはその通りになっていて、日々の仕事で仕事内容や人間関係について悩んでいることはほとんどありません(ゼロとは言えない、エンジニアなので。 あと、労働はどんな感じでもやっぱり嫌な時は嫌ですw)

そんな感じなので、まだまだ全然やりたいこともあるし、やれそうなこともあるし、そして今やっていることを評価もしてもらっているし、今後も楽しくできるといいなあと思っています。

その他

こういう他人の日記を見ている人が興味ありそうなことを書いておくと知らない人がよんでも面白みがあり参考にもなると思うので書けそうなものだけ書いておきます

給料あがった?ベンチャーって給料渋いんじゃないの?やりがい搾取?

自分は入社時の待遇も良いですし、2年でちゃんとベース給与も年俸が15%くらい上がっています。(例えばわかりやすく、入社時年俸1000万なら1150万円になったということです)これに加えてSOもそれなりに付与してもらっています。上場したら上がれます(必ず上場できるかどうかはわかりませんし、上場後の株価が希望通りになるとも限りませんが)

残業とかめっちゃあるんじゃないの?

マジであんまないです。開発と同じで大きめの診断の納期が近いと場合によっては遅くまで働いたりしますが、自分は基本残業時間月15-20くらいです。

ウェーイな感じでパワハラとかあるんじゃないの

マジで行儀いい人しか集まってないので噂にきいてるその辺のJTCより圧倒的にそういった部分への配慮あると思っています。一方で別にすごくドライなわけではなく、メンバーはみんな仕事やセキュリティ、その他エンジニアリングの話題に熱中して飲み会したら朝まで語り合ってるみたいなことがあります(次の日仕事あるときにもね!!!)

終わりに

せっかく新年なのでこういう振り返り記事だけじゃなくて、今年何をやっていきたいかみたいなものも書いていこうかなと思います。

あと一応こういう記事にありがちな「転職応募まってるぜ」的な気持も記しておきます。全然怖くないからセキュリティエンジニアの人たちの応募まってます。

 

ApexLegends S12マスター取ったのでゲームの成績とかKovaakとかどんなもんだったかについて書く

最近あちこちでやってる人を見かける大人気FPSのApexL egendsですが、自分もやってました。去年の5月のGWに友達とやるぞ!ていってインストールして、最初の1か月くらいは誘われたらプレイするくらいだったんですが、S9のスプリット2から「ちょっとプラチナでも目指してやってみるか」とかいって真剣にやってたらあれよあれよとハマって今です。マスター取るまでドはまりしてしまいました・・・。

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で、ただ自慢(?)がしたかったわけではなく、自分はマスターになるまで「どれくらいエイム力を鍛えればいいのだろう」「どれくらいのファイト力があればマスターにいけるのだろう」っていうのを結構検索で探していましたが、あんまり情報がなかったんですね(あってもシーズン7以前とかの古いのとかであんまり参考にならなないものも多かったです)。ということでド底辺マスターがどれくらいの戦績やKovaakの成績で行ったのかをまとめていければと思っています。誰かの参考になればいいな。

 

自分のFPS

12年前にPapermanというFPSに1年か2年くらいハマってました。でもプレイ時間でいうと500時間とかくらいじゃないかな?ずっとクラン戦してました。なのでキーボードでのwasd+αの操作くらいはapex開始時でもなんなくできていました。ただエイムはさすがに全然でした・・・。そもそもPapermanやってた当時もapexやり始めた当初も振り向き5cmみたいなスーパーハイセンシでやってましたしね・・・。バトロワ系ゲームは未経験だったので最初アイテムのあさり方とか全然わからなかったです。まあなんでFPSほぼ未経験と思ってもらっていいと思います。

成績

スクショのあるものはスクショはりながら、あとは適当にバッジの状況なんかを補足して書いていきます

In Game

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メイン使用キャラ: ブラハ / ランクKD 0.81 /平均ダメージ400

ハンマー状況: 30ハンx3 25ハンx1 20ハンx2

ということでファイト力はお察しレベルです。ランク自体はほぼ固定で回してあげてたんですが、ブラハでIGLっぽいことをやってました。ほかのメンバーより1歩下がってカバーしてたのでキルはあんまりはいらなくてアシストばっかですね。一応ダイヤ到達時はKD1.4くらいあったんですがマスターになるころにはボロボロになってました。

このときのプレイ時間はサブ垢含めて1250時間程度です。

Kovaak

こっちはやるだけなので結構やって成績伸ばしてました。プレイ時間は55時間ほど。よくやってた種目は上位2%-5%とかくらいまではいってたのでがんばってたんじゃないかなと。とりえあずみんながよくやってる系のやつをはっておきます。

Ascended Tracking v3

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Narrow Strafe

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このほかは

Ascended Tracking 90 Small: 15500ちょい

1 wall 6 targets TE: 158

くらいですかね。Ascended Tracking 90 smallがたぶん一番やってて、これがAcc60%くらいになったあたりでプラチナではとりあえず撃ち負けることはなくなってました。

以下の通り、最初からうまかったわけではなくてモノになるまで何か月もかかっています・・・。

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その他

固定で組んでたメンバーは全員マスター未経験です。最初はもともとの友人と二人でダイヤまでいって、その後Discordのダイヤ帯サーバーみたいなところでもう一人の固定メンバーを見つけて3人で半年くらいやってました。最初はフルパに慣れずダイヤにいくのも日数ギリギリとかだったんですが、最終的には(s12s1の時点では)ダイヤまではお散歩しながら適当に敵をなぎ倒していけるくらいになってました。

ちなみに真剣にやりはじめてから今日まで、プレイ時間以上にひたすらApex漬けの日々だったことは添えておきます。毎日朝起きたら仕事開始するのに目が覚めてくるまで解説動画みて、昼ごはん食べるときも解説動画をみて、夜ランク回し終わったあとも眠くなるまで解説動画を見る、みたいな生活でした・・・。今シーズンは順位ポイントの比重が大きくなったシーズンなので、そういう生活で得たApexの立ち回り方みたいなのはマスタークラスなんだろうなあと思っています。

最後に

ということでアラサーのバトロワ未経験、FPS経験も昔取った杵柄みたいなおじさんが1年かからないくらい(s9-s12, 10か月くらい)でApexのマスターにいった話でした。

自分が欲しかった情報をまとめたので誰かの役に立てばいいなと思います。

引き続きダブハンとか爪痕とかの取得をめざしたり、マスター常連になれるようにファイト力を鍛えたりなどApexやっていこうと思っています・・・。

あとValorantもやりたいです。(まだコンペ出れないレベル)

2年半の専業フリーランスを終えてFlatt Securityに入社します

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専業フリーランスで2年半ほどやってきましたが、元々仕事を受けていたサイバーセキュリティ事業を展開する株式会社Flatt Securityに入社することにしたので、これまでの振り返りとか何故入社しようとおもったのかとか、30歳過ぎた(31歳)Web界隈ITエンジニアの悩みとかを書こうと思います。あと副業として個人事業は継続するのでそういうお話は歓迎です(まず言っておく)。

 

これまで専業フリーランスとしてやってきたこと

まずこれまで専業フリーランスとしてやってきたことを書こうかなと思います。

ソフトウェア開発

いわゆるWeb系と呼ばれる界隈のベンチャーを中心にソフトウェア・サービス開発を請け負ってきました。自分がやってきたこととしては

  • Webサービス/iOS/Androidのバックエンドサーバー開発(Go/Ruby/PHP)
  • k8sで構築されたインフラの運用補助
  • オンプレでのサービスサーバー構築
  • 大規模ウェブサイトリニューアル案件のフロントエンド(React)

で、ほとんどの仕事は「ただ仕様をもらってコーディングする」のではなくて企画に対してのアーキテクチャ提案や仕様の策定と、それのコーディングなど、開発チームのいちエンジニアメンバーもしくはリードエンジニアのような対応を期待されていました。仕事の7割くらいはこれらの仕事をいただいていました。

かかわらせて頂いた会社はありがたいことにどこも非常に良い会社で、フリーランスの自分も開発や社内のイベントにおいてはほぼ正社員と同等の扱いをしていただいたので、自分もパフォーマンスを出すことに集中できました。

セキュリティ関連

こちらは知り合いづてにたまに相談をいただいたり、これから入社するFlatt Securityのお手伝いをする形で仕事をしていました。やってきたこととしては

  • サービス開発におけるセキュリティのコンサルティング
  • Web/ネイティブアプリセキュリティ診断
  • その他なんでも(セールス同行やスポットでのセキュリティ調査対応等)

となります。こちらは結構不定期で仕事が発生するので、自分の仕事に余裕があれば仕事をいただいていました。自分の元々の社会人キャリアがサイバーセキュリティから始まったので、その能力を腐らせたくないなーと思い継続していました。セキュリティの能力はどこの会社でも汎用的に求められるので、ソフトウェア開発業務で参加しているときも副次的に重宝されていました。

専業フリーランス活動の所感

簡単にですがフリーランス活動の所感をいくつか書きます。

営業や仕事の仕方の話

自分の仕事はほとんどが知り合いづてに紹介してもらっていて幸い営業らしい営業は必要なく2年半ほど過ごしました。仕事のスタイルも週3-5日オフィスに伺って(コロナ渦の中でリモートになりましたが)仕事するスタイルで、普通のサラリーマンと変わらない感じでした。世の中には「ITエンジニアになって在宅で仕事!!!年収1000万!!!」みたいな煽りもありますが、自分は完全リモートのお仕事はたまにでしたね。

フリーランスは不安定なんでしょ?

フリーランスなんて安定してないでしょ?」「仕事不安じゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、自分のこのスタイルでもあと5年くらいは少なくとも仕事あるかなあと思いました。積極的な営業をしてないし、エージェントなど活用すれば普通にサラリーマンと変わらない(契約形態が変わるくらいな)のでそれらを活用すればもっと普通に長期間続けられるとおもいますし、現時点においては特に不安定さは見えてこないです(今のCOVID-19クラスの環境の変化込みで先が読めるのがせいぜい5年くらいかな、と思っています)。

報酬の話

みんな気になる報酬の話です。あんまり細かくいうのはこういうオープンな場では微妙ですが「東京・30歳・経験6年(学生時代の開発アルバイトも含めていいなら8年)・情報系の学士持ち・新卒でメガベンチャー」という背景込みで年商は1000-2000万円くらいでした。すごい!!!やっぱりITエンジニアで年収1000万円ドリームだ!!!と思われるかもしれませんが、フリーランスは有給休暇や雇用保険、厚生年金、社会保険がありませんし、自分の場合は土日もたまに働いていたので稼働時間はそこそこあります。だいたいサラリーマンの1.5倍稼いで同等、2倍で営業や事務の手間込みでちょうどいい、と言われていますね。あと自分の友人で優秀な方々はサラリーマンとして同じくらい稼いでる人が「ゴロゴロ」います...。

そもそも何故フリーランスをはじめたのか

実はフリーランスをはじめるときも「これから一生フリーランスでやっていくぞ!」というつもりで始めたのではなかったです。それこそ3年くらい続ければいいかな、くらいのつもりでした。

自分はかなり熱しやすく冷めやすいタイプで、同じ会社で仕事をし続けていると1,2年くらいでマンネリがきちゃう人間です。フリーランスをはじめた当時は自分の周りで「うちもエンジニア足りなくてフリーランスたくさん雇ってるわ~」みたいな話をあちこちからきいたので「フリーランスならいろんなところで開発以外の仕事もできそうだしやってみるか」とはじめてみました。これは目論見通りで、セキュリティの仕事をしたり、開発でも数か月に一回違う仕事をしたりで飽きずに続けていました。

しかし、この働き方での悩みや不安みたいなものも感じていました。

キャリアの悩み

さきほど「フリーランスまだ5年はやっていける」、「スタイルを変えれば別にサラリーマンと変わらないで働いていける」と書きましたが、それはそうとしてキャリア上の悩みはありました。

自分は他人より技術が好きではないなという気づき・自覚

上述の通りフリーランスをただ続けていくことはおそらく可能です。しかし収入の面ではどうでしょう。もちろんうまくやっていけばそのままフリーランスでもスペシャリティを獲得して伸ばすことは可能だと思います。しかし自分は余暇に積極的に趣味プロダクト開発としてのプログラミングをしたり、暇さえあれば論文や新規脆弱性のレポートを読んだりするほどの人間ではない「ザ・凡人の職業ITエンジニア」だということに気づいてしまいました(正しくはずっと前から気づいてはいましたが、アラサーになったころにようやく直視できました)。そのような人間が今後も報酬を伸ばしながらフリーランスを続けることは可能かなあ、よくて維持、悪ければ歳を追うごとに報酬が低下するのでは?という不安がありました。

10年先をどう過ごしていきたいか

そもそも自分がITエンジニアをやっている理由は「それなりに仕事で扱う技術に興味がもてている」「現時点の自分の持ち得る能力の中では比較的お金になる」という2点です。仮に自分がほかにもっと稼げる何らかのスキルを持っていればITエンジニアをやってないと思います。

何が言いたいかというと、今は自分がある程度楽しいとおもっていることをやっているから続けられているしなんとか能力も(亀の歩みで)向上させられているということです。そういう意味で、10年後は「界隈で有名な最強のITエンジニアになってやるぞ!!」とか「有名ソフトウェアを開発してみんなに使ってもらうぞ!!!」みたいな野心はなく「その時自分が楽しいなと思っていることで、他人から求められていることをうまくやっていきたいな」と思っています。抽象的な目標なので、それはどうすればうまくいくかな?と考えたりしていました。

Flatt Securityに入社しようとおもった理由

ここまでダラダラとフリーランス生活やキャリア観について書いてきましたが、ここでようやく入社しようと思った理由を書きます。

長く時間をかけて達成するものがあるといいなとおもったから

自分は熱しやすく冷めやすいと書きましたが、そのせいで何か1つのことに長く真剣に取り組んだことがあまりないなあと気づきました。Flatt Securityは共同創業者の豊田ともともと友人だったということもあり、サイバーセキュリティ事業を始める時から事業立ち上げをサポートてきた関係性で、現在の規模(正社員で15名ほど)になるまで見守ってきましたました

0から会社が盛り上がっていくのを見てきて、このまま会社を大きくするのに自分も腰を据えて真剣に取り組んでみるのは楽しそうだなと思いました。

サイバーセキュリティに関連する様々なことができそうだったから

Flatt Secuirty(公式サイト)では、見ていただくとわかりますが一般的なサイバーセキュリティベンダーのようにセキュリティ診断を行っているだけではなく、Flatt Security Learning PlatformのようなWebサービスも展開しています。このサービスはエンジニアがセキュアにWebアプリケーションの設計・開発を行うために必要な知識・技術の習得を支援するSaaS型eラーニングサービスです。

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Flatt Security Learning Platform

また、それ以外にも新規プロダクト開発が走っていたり、セキュリティ診断も最近はFirebaseやGraphQLといったモダンな技術を対象にした診断を多く手がけるなど尖った方向性を持っています。

会社の規模もまだそれほど大きくないので、自分も様々なことに首を突っ込めそうだし(これまでも突っ込ませてもらってきたし)、社長の今後の展望もいい意味で多岐に渡っているのでそれこそ自分でも飽きずにしばらく貢献できそうだなーと感じたというのは入社の理由として大きいです。

優秀な若者がいるから

Flatt Secuirtyはあちこちから優秀な若者セキュリティエンジニアが集まっており(セキュリティエンジニア志賀のインタビュー記事 , セキュリティエンジニアstyprのインタビュー記事)、自分はマジで一ミリも彼らに勝っている部分はないな・・・と感じます。そんな彼らがいい意味で大学生のノリ(若いとはいえ大学生メンバーはインターン以外ではもうほとんどいませんが)で技術トークや勉強会をしているのは自分にもいい刺激になるし、自分の原体験も大学時代に大学のそれなりに濃い技術界隈の集まりに所属していたことにあるので、それを思い出させてくれるような感覚があり最高だなと思っています。

終わりに

2年半やってきた専業フリーランスの振り返りと、就職先のFlatt Secuirtyについて書いてみました。Flatt Securityのサービスや採用については興味のある方は下記リンクを見ていただくか、自分にTwitterとかで声をかけてもらえれば対応できるので是非。

Flatt Securityのサービス・採用情報

そして冒頭にも書きましたが副業としてのお仕事依頼であれば対応可能なものもあるとおもいますので、そのような話も是非頂ければとおもいます。

 

開発環境をMacBookProからデスクトップ自作PCWindows10に移行した

最近まわりでも結構見るようになりました。ところで自分がこの記事を書いているときはM1 MacでDocker対応がなされそうというニュースも入ってきており「もしかしてM1Macでよかった?」と思ったりもしましたが、自分の用途は「写真」「動画」「イラスト」「ゲーム」「仕事」という感じなのでそれらが大統合できるハイスペック自作PCはまあよかったのかなと納得しています。

 

環境移行するセットアップ方法とかは多くの人が書いているので今更・・・という感じなので書くほどでもないのですが、友人に教えてもらったりした便利なものをいくつか書いておきます

Ctrl2Cap

Ctrl2cap - Windows Sysinternals | Microsoft Docs

MS製のcaps lockキーをctrlキーと入れ替えるやつです。別にほかにもたくさんあるんですが、MS製でソフトウェアに署名がなされているので安心感があるなと思いこれを使っています

PowerToys

GitHub - microsoft/PowerToys: Windows system utilities to maximize productivity

こちらもMS製ソフトウェアで、簡単に言うと「MS公式便利ツール集です」。中身を紹介すると

  • Color Picker: 高機能なスポイトツール
  • FancyZones: ウィンドウレイアウトを設定できるツール。便利
  • Image Resizer: 画像サイズ変更・エンコードができるツール
  • Keyboard Manager: いわゆるキーリマッパー
  • Power Toys Run: MacでいうところのAlfred。横断検索ツール
  • Shortcut Guide: チートシート表示

という感じで、だいたいほしいものがそろっていました

X410

https://www.microsoft.com/ja-jp/p/x410/9nlp712zmn9q

有料のx serverです。別に無料のvcxsrvでもよいのですが、自分はjetbrains製品を使うにあたってこちらのほうが挙動が安定していました。

ウィンドウズの便利なショートカット

ソフトウェアではないのですが「お、これそういうツール入れなくていいじゃん」と思ったものを

...

 

ところでwindows10でwsl2(ubuntu)を使ってweb系の開発環境を整えるのは、実質ほとんどがubuntuでの開発環境を整えることでした。なのでwsl2導入できたあとはほとんどubuntuのノウハウを探せばよくてwsl2特有の挙動などもあるにはあるんですがほとんど困らなかったです。

ところでプライベートのPCではまだMacbookAir(2018)を持っているし、会社貸与のPCはMacbookProだったりするので、cmdとctrlで混乱してしまうのが玉に瑕ですね。これからもし会社PCを貸与できるならwindowsもありだなと思いました。

株式会社トレタさんでフリーランスとして働いています

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この記事はToreta Advent Calendar 2018の16日目の記事になります。

現在株式会社トレタさんにフリーランスのサーバーサイドエンジニアとして参加させていただいています。

私の紹介は以下のサイトを見ていただくとして、

www.0x003f.net

f:id:blog0x003f:20181217033032j:plain今回はフリーランスとしてどんなふうに参加させていただいているかや会社の雰囲気、仕事の環境について書いていこうと思います。

まず最初に、トレタさんはエンジニアにとって(もちろん他の職種の方にとっても)働きやすく、とてもいい会社だと感じています。またエンジニア目線でのトレタさんについての記事はこれで3つ目で、会社に興味のある方は5日目14日目の記事も合わせて読んでいただくと良いと思います。

すでに他の方がわかりやすくトレタの良い点などをまとめてくれているので、ここでは自分がどのように開発に参加しているかなどを書いていき、「こんなスタイルの参加の仕方もあるのか」という参考になればと思います。

何をやっているか

まずサーバーサイドエンジニアとして何をやっているかですが、基本的には新規サービスプロジェクトのサーバーサイドメイン開発エンジニアとして以下のようなことを行っています。

  • 新規サービスAPIサーバー開発(Go)
  • 新規サービスインフラ管理(Kubernetes)
  • その他新規サービスリリースまでに必要なシステム準備系タスク

を、主にやっています。これ以外にも必要に応じて他のプロジェクトにアサインされたり、お手伝いを行ったりもします(する予定があります)

契約について

業務委託として参加させてもらっており、大まかにどのような契約で参加させていただいているかというと

  • 勤務時間は週3日, 月96Hから。週3日のうち木、金の出社が固定であと1日は自由
  • PCやモニタなどはトレタさんのほうで正社員の方と同等のものをご用意いただける

という非常にありがたく働きやすい契約で自分は参加させていただいています。また固定出社の日もトレタさんからの指定ではなく協議の上お互いにとって都合の良い日として決定しています。

どのように働いているか

働き方についてですが、これはもう全く出社日に関しては正社員の方とほぼ同等の扱いで働かせて頂いています。フリーランスだからといって特に情報が制限されることはなく、タスクも自分が週3の勤務ということの工数を考慮した上で自分も議論に参加して決まりますし、無茶ぶりなんてものもなく過去の正社員経験と同様に力を発揮させていただいています。人によっては正社員と同等のオーナーシップやコミットを求められる会社というのは厳しいように思うかもしれませんが、自分は納得する報酬をいただいていますし、ただ言われたこと・降ってくるだけのタスクをやるという関わり方よりもエンジニアとしてより良いサービスを作るのに自分の能力を発揮できる機会を頂いていて非常にやりがいがあります。

このアドベントカレンダーに参加させていただいていることからもわかるように、契約形態によらず自分がやりたいと思ったことを尊重していただける会社です。またイベントごとなどにもお誘いいただいており、新規サービスプロジェクトのメンバーとの飲み会や、トレタ全体の忘年会にもお誘いいただいて参加しました(もちろん任意ですよ)

終わりに

今回フリーランスとしてトレタさんでどのように働いているかについて書きました。

トレタさんいい会社ですが自分の目線で見てもまだまだエンジニア足りてないなと感じています。自分はミッションに共感していますし、トレタさんの予約台帳は利用者としても良いものだと感じています(予約フォームの出来も良いですし、前にトレタさんの台帳導入店に予約していったら、同系列の別店舗に間違えていってしまったのにスムーズな対応を受け助かった体験、等ありました)のでもっともっとエンジニアの方が増えるといいなと思い記事を書かせていただきました。

興味の出た方はぜひ!

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